建物を愛し、
ものづくりを楽しむ

高橋 英則
2015年8月1日 入社
新規営業開発部 部長
高橋 英則

「新しい会社を作る」ことに魅力を感じて

私は最初、建設関係のサブコンに勤めていて、現場監督として空調設備や衛生設備の施工をしていました。次に現在と同業種の建物管理会社に移り、その後縁あって当社に中途入社したのですが、以前の勤め先に比べると三井物産フォーサイトは合併を経てできた新しい会社で、これから新しく構築しなければならない部分が多いと感じました。それだけ大変な部分もあるかも知れませんが、もともと現場監督などで「ものづくり」に従事していた自分にとって、組織やシステムも含めて「新しい会社を作る」という作業は逆に楽しそうに思えたのです。

自らの力で一から構築するという貴重な体験

私が入社した頃の当社は、自分を含め様々な会社から移ってきた異なる文化を持つ人々の集団でした。まだ全体としての仕事の進め方やルールも定まっていない状態で、仕事内容というよりは、社内のシステムや業務の運用方法をみんなで新しく作り上げていくというのが最初の作業でした。
前の職場では先輩から教わったものを、また次の世代へ伝えてゆくことで事業を継続していたのですが、ここでは自分たちで模索しながら、改善点があればみんなで話し合って変えてゆく、といった形でより良いものを目指しました。物事を自らの力で一から構築してゆく経験は、そうそうできることではありません。これができる環境というのは自分には面白く、有り難いと思えたのです。
現在は新規営業開発部が新しく立ち上がったばかりなので、ものづくりが好きな自分としては、これからこの部をどのように作り上げていこうか、と考える楽しみを再び味わっているところです。

「相手に言われなくても提供する」のが究極の快適さ

我々が手掛ける営業開発というのは、ほとんど人が相手の仕事です。例えばスーパーで買い物をするにしても、同じ値段の商品をどこで買おうかという時の決め手は、店員の態度や仕事ぶりであることも多いと思います。我々営業マンがお客様に提供できることといえば、安全や安心など当社を選んでいただいた時のメリットであり、その説明がうまく伝わった時に大きな喜びを感じます。お客様の要望をうまく引き出し、またうまくお応えできた時は、最も充実感がありますね。
相手が思うことを言われなくてもこちらが提供する、というのがお客様にとって究極の快適だと私は考えます。その快適さは改めて意識するものではなく、お客様がふと気づいた時に「あぁ、よかった」と思ってもらえること。何も言わなくてもこの人は良い方法に導いてくれたんだな、と思っていただけたら、最高の信頼関係が築けているのではないでしょうか。

良い仕事をするためには「建物を愛せよ」

私はよく酒の席などで後輩たちに「もし仕事が大変だと思うのであれば、君たちは建物への愛が足りないのでは?」と言っています。うちは建物の管理会社なのだから「建物を愛せよ」。そうすればもっと建物のことを追求したくなり、仕事も楽しくなるはず。それが私の一番のモットーです。
お預かりした資産の価値をどう高めて、お客様のためにどのようなメリットを構築できるか。そのためにはお客様の建物へ自ら飛び込んでいって、その背景をいろいろと調べたりしないとそこまで辿り着けないと思うのです。だからこの「建物を愛せよ」を浸透させたくて、下の世代には事あるごとに言っているのです。

目標を持って入社すれば、筋道や環境は作られる

中途入社を考える方は職場になじめるか不安も多いと思いますが、私は入ってみていろいろ貴重な経験ができました。中途ならではの意識やそれまでに身に着けたスキルなども存分に発揮できる会社だと思います。何も決まった型があるわけではないので、勇気を持って飛び込んでいただければ、この会社をツールとして新しいチャレンジもできるでしょう。
特に中途で入社される方は、きっとこれまでの人生経験や前の会社では実現できなかった、やりたいことが心のどこかにあるはずです。その目標さえきちんと持って入社すれば、必ずそれに対する筋道や環境は作ってもらえるので、ぜひそういう気持ちでこの会社に来てください。

PROFILE

2015年8月に中途採用で入社し工事推進部に配属。現在は2020年に新設された新規営業開発部の部長として、管理物件に関わるエネルギー関係の営業開発、さらに建物管理の新規営業なども併せて担当。ファシリティマネジメント及びプロパティマネジメントの新規提案を含めた幅広い業務を展開しています。

私が考える「(新しい)快適さ」: 相手が思うことを言われなくてもこちらから提供すること